ロープロケット(rope rocket)を知っている人は少ないです。
海外では、rope walkingとも言われています。
高い木でも楽に速く登れるのがロープロケットです。
ロープロケットの魅力と仕組みを紹介します。

ロープロケットで木に登るってどういうこと?
ロープロケットって簡単に言うと、ロープなのに木に梯子をかけた様にして登る仕組みです。
木にロープをかけさえすれば、ロープロケットでスルスルって木に登れます。
ロープロケットの魅力
庭木が高くなり過ぎて剪定出来ないと諦めていませんか?
私たちがそう思うのは、高い木に登るのは危険だし大変な労力がかかると感じるからです。
なんと言ってもロープロケットの魅力は、高い木でも楽に速く登れるところです。

高い木に登ればきっと見晴らしが良いでしょうね。
剪定だけでなく、景色を見る為にも登ってみたくなりませんか?
ロープロケットって売られていません。それもあり、認知度が低いのでしょうね。
ロープロケットは部品を揃えれば、自分で作ることが出来ます。
ロープロケットのメリットをまとめると以下の様になります。
なぜ、ロープロケットは速く楽に登れるのか?
ロープロケットが速く、しかも楽に木に登れるのは、2つの推進力を使うからです。
一つはゴムです。
ゴムの伸縮力を上手く利用して上へ上へ体を持ち上げます。
もう一つは両足です。
脚力は体の中で一番強い力です。普段、我々が歩いてる時に使う筋肉で登るのです。
ロープロケットの仕組み
ロープロケットの仕組みは難しいものではありません。
アッセンダー、ゴム、フットループ、そして体をロープにつなぎ、ゆっくり下降するものなどで構成されています。
その中でもゴムの伸縮の利用がポイントになる様です。
ロープロケットの構成は様々あります。
以下に具体的な事例でロープロケットの構成を紹介します。
ロープロケットの事例
実際にロープロケットを作る場合、使われているロープロケットの事例を見てみるといいでしょう。
以下に2つの事例におけるロープロケットの構成をまとめてみます。
2つのアッセンダーを使ったロープロケット
フットアッセンダーとニーアッセンダーの2つを使ったロープロケットの事例が最も多いのではないかと私は思います。
上の動画でのロープロケットの構成は以下の様になります。
両足で推進させる
右足にフットアッセンダーを装着しています。
左足にはフットループをつけています。
フットループの先にはニーアッセンダーがあり、ロープに装着しています。
そして、推進力をつける為にショックコードをフットアッセンダーに取り付けています。
SRSに必要なディッセンダー
体とロープをつなぐのにオーソドックスなロープレンチを使用しています。
降りて来る時にはディッセンダーの役割を持ちます。
プルージックコードとヒッチクライマプーリーをつなげる、SRSでの基本的な装備になります。
アッセンダーが一つだけのロープロケット
ロープロケットは荷重を右足と左足に交互に移動させることにより、登ります。
フットアッセンダーによりロープと体をつなぐ器具も持ち上がるので、それを利用することにより、アッセンダーを一つだけで済ますことも出来ます。
上の動画のロープロケットでは、アッセンダーはフットアッセンダーのみが使われています。
フットループを体とロープをつなぐロープグラブに取り付けています。
そしてロープグラブをゴムの伸縮で上に押しあがる仕組みです。
MRSなら安価にロープロケットが出来る
ロープロケットで木に登る場合、SRSでロープを設置することが多いです。
stationary rope systemでは一本のロープを登るシンプルな方法です。
一方、MRS(moving rope system)では折り返したロープの両側を使って登る方法です。
滑車の原理で登る距離は2倍になりますが、力が半分で済むので楽です。
ロープロケットは推進力があるので、力が必要になるSRSで利用される場合が多いというわけです。
ところが、上の動画の様に器材を考えるとMRSの方が少ない構成で出来ます。
SRSでは必要なロープレンチなどがなくとも済ませられるからです。
上の動画ではプルージックコードとヒッチクライマプーリーが使われているだけです。
MRSの方が安価にロープロケットが作れると思います。